始発で東京を出る




 


福島県は入水鍾乳洞へ。


足下を流れる水は10℃。しびれと戦いながらビチョビチョになって、ヘッドライトの灯りを頼りに暗闇を進む。

真っ暗なそこは地球のごく一部。


再び鍾乳洞の外へ出ると福島ののどかな田舎風景。


電車の待ち時間がたっぷりのわたしたちは駅までぶらりと歩く。


あっという間に日は暮れ、無人の駅は月明かりに照らされる。