黄金色の三杯酢を身に纏った透き通るところてん。

それは光のない静かな夜によく似合っていた。

器の中ではタレの海に埋没しているが引き上げるとふとした瞬間に輝きを纏い、その存在を大にする。
小さな明かりに照らされて、さらに美しさを主張する。

はて、、、いつだろうか?ここは

そう、、きっと夏の終わりのいつか。

はて、誰に会いたかったのか?

忘れてしまったのかもしれない。


つまるところ、ところてんって綺麗だよ、ホント。