6年ぶりに自分の書いた卒業論文を読んだ。
改めて、なかなか興味深い研究であったなと思い返す。
ひたすらそこで生活する人にヒアリングし、通い、"西陣京極"というその場所の変化を追ったあの時。
たった12ページの論文ではあるけどもあの場所の約一世紀分の変遷がまた私の頭に蘇った。


大学時代、本気で勉強しましたと胸を張っていえることが何もないのでこうして形に残るものがひとつでもあってよかったなと今思うのでありました。
そして、芝居をつくるのが好きだったように"人が生活を紡いでいる"ことをある意味客観的に理解する作業が楽しくてしょうがないのだなと、やっぱそこでしょ!と、ワクワクするのでありました。