ばあちゃんきたる!!!




先日、香川県に住む99歳の我らがカヅ婆ちゃんが約15年振りに
関西に住む子供たちの家めぐりにやって来た!!!
子供たちの年齢は77歳の長男を皮切りに末っ子59歳の我が父まで。
なんか凄いことです。
私は若干25歳。
まだペーペーでした。


急遽日帰り実家した訳ですが、
朝家について車を降りると足場の良いとはいえない庭をすたすたと力強く、婆ちゃんは歩いていました。
朝昼晩、いつより食べている…とは言っていたものの私たちと同じものを同じだけ食べていました。
そして一日中よーーーーーく喋る。
しっかりし過ぎていてもう若いだけの自分が恥ずかしいくらい。








写真は気がついたら川の葉っぱ取りをしていた婆ちゃん。
その後姿。
枝豆の下処理を姉ちゃんとしている婆ちゃん。
そしてその日の夜ご飯。伯父さんが剥いた栗のご飯と共に。


みんなでいろんな所行って。
みんなでご飯食べて。
みんなでみんなに感謝して。


お婆ちゃんには昔の話をいろいろ聞くけれど、今回は恋愛話中心。
時は満州事変が終戦した1933年。
帰ってきた兵が行き来する場所に看護婦だった婆ちゃんの勤める病院があったことから物語が始まったそう。
婆ちゃんはその頃のことから数日前あったことまで、とても鮮明に同じように話す。
けども99年前、77年前の日本なんて想像もつかない。
でも婆ちゃんは確かにその時そこに存在していて今もここにしっかりと生きている。
そしてその歴史のなかで父ちゃんや私がありがたいことに存在できる偶然に見舞われた訳だ。


たくさんの出来事を生き抜いてきた婆ちゃんの言葉は重みがある。
それは今存在している姿が嘘ではないから。
自分を律してきたからこんなにも健康でいられるのだと思う。
そんな婆ちゃんがもらした
「年をとると優しくされるから甘えたらいかん」にはもう恐れ入りました。
いっぱい自分のこと話すし、それ以上に人の話を聞いてくれる。

厳しさと優しさ。