休暇。直島より実家へ。
佐渡島にて和太鼓の修行をしていた弟くんが幸運にも研修生から準メンバー になり、短い里帰り。
彼が呼んだ地元の友達たちが久々の豪雪の中次々に山奥の我が家に訪れる。
そんな愛すべき彼等に、弟その同期生のお友達が迎え太鼓を披露。



なんとも言えぬ、圧倒的な、豊かな、温かい空間。






そんな愛すべき時間を回想しながら、本日はバイトを入れない休日。
朝から新宿に用事があり、その後ブックカフェにて時間を過ごす。
なんだか久しぶりな時間。たくさん素敵なアイデアが浮かぶ。


夜、目白庭園にて阿部一徳さんの語り「地獄変」を聞く。
阿部さんの語りを聞くのは二回目だが、やはり凄まじい。


次元を超え、あれよあれよととある場所、時間に連れていかれてしまう。震えが止まらない。


ああ、想像力ってすごい。
全ては各々の脳の中にあるのだということをまざまざと感じる。
同じ空間にいながら、皆各々の頭の中でそれぞれの世界を見ている。
見ている。
それはとてつもなくすごい事のような気がする。
何の道具もなく、ただ阿部一徳という人間から発せられた音を変換して、私たちは遠い平安の京を旅してしまったのだから。